テキストファイルの内容を閲覧します。同様の機能をもつ「more」コマンドがありますが、「more」コマンドよりも詳細な操作が可能です。
コマンド | 動作内容 |
h, H | ヘルプを表示します。 |
SPACE | 1画面進めます。 |
d | 半画面進めます。 |
RETURN | 1行進めます。 |
b | 1画面戻ります。 |
u | 半画面戻ります。 |
y | 1行戻ります。 |
r | 画面を再描画します。 |
R | 画面を再描画します。(閲覧中に変更があった場合にその内容が反映されます。) |
F | ファイルの最終行を読み続けます。(「tail -f」コマンドと同様) |
g, > | ファイルの先頭に移動します。 |
G, > | ファイルの終端に移動します。 |
p, % | ファイルのnパーセント目に移動します。(n : 0~100) |
( | 画面に表示されている先頭の左小括弧に対応する右小括弧へ移動します。 |
) | 画面に表示されている最終の右小括弧に対応する左小括弧へ移動します。 |
{ | 画面に表示されている先頭の左中括弧に対応する右中括弧へ移動します。 |
} | 画面に表示されている最終の右中括弧に対応する左中括弧へ移動します。 |
[ | 画面に表示されている先頭の左大括弧に対応する右大括弧へ移動します。 |
] | 画面に表示されている最終の右大括弧に対応する左大括弧へ移動します。 |
m | 続けて入力した小文字で、現在の位置をマークします。 |
' | 続けて入力した小文字にマッチするマーク位置へ移動します。 |
/パターン | 「パターン」マッチする前方検索を行います。 |
?パターン | 「パターン」マッチする後方検索を行います。 |
n | 前回の検索を繰り返します。 |
N | 前回の検索を逆方向へ繰り返します。 |
:e ファイル名 | 指定したファイルを読み込みます。ファイル指定がないときは、現在のファイルを再読み込みします。 |
:n | 起動時に指定されたファイルリストで、次のファイルを読み込みます。 |
:p | 起動時に指定されたファイルリストで、1つ前のファイルを読み込みます。 |
:x | 起動時に指定されたファイルリストで、N番目のファイルを読み込みます。Nの指定がないときは1番目のファイルを読み込みます。 |
:d | 現在のファイルをファイルリストから削除します。 |
V | バージョンを表示します。 |
q, Q, :q, :Q, ZZ | 終了します。 |
less [オプション ・・・] ファイル名 [ファイル名2 ・・・] less [オプション]
オプション名 | 説明 |
-? , --help | 使用方法を表示します。 |
-a , --search-skip-screen | 画面の次の行から検索を開始します。 |
-bサイズ , --buffers=サイズ | バッファのサイズを設定します。 |
-B , --auto-buffers | バッファの動的確保を行わないようにします。 |
-c , --clear-screen | 先頭行から表示します。 |
-C , --CLEAR-SCREEN | 画面をクリアして先頭行から表示します。 |
-d , --dumb | エラーメッセージを表示しないようにします。 |
-D色 , --color=色 | テキスト表示の色を設定します。[MS-DOSのみ] |
-e , --quit-at-eof | ファイルの最終行まで2回到達した際に表示を終了します。 |
-E , --QUIT-AT-EOF | ファイルの最終行まで到達した際に表示を終了します。 |
-f , --force | ディレクトリ・スペシャルデバイスファイルを表示します。 |
-F , --quit-if-one-screen | 起動した際、画面にすべて表示できた場合に終了します。 |
-g , --hilite-search | 検索にマッチした文字列をハイライト表示します。 |
-G , --HILITE-SEARCH | 検索にマッチした文字列をハイライト表示しません。 |
-h行数 , ---max-back-scroll=行数 |
表示を戻す最大行数を設定します。 |
-i , --ignore-case | 検索時、大文字・小文字の区別をしないようにします。 |
-I , --IGNORE-CASE | 検索文字列に大文字を含んでいても、大文字。小文字を区別しないようにします。 |
-j行番号 , --jump-target=行番号 |
検索を開始する行を指定します。 |
-J , --status-column | ステータス欄を表示します。 |
-kファイル名 , --lesskey-file=ファイル名 |
キー割り当てファイルを指定します。 |
-Kcharset | 文字コードを指定します。 |
-m , --long-prompt | パーセント表示のコマンドプロンプトを表示します。 |
-M , --LONG-PROMPT | コマンドプロンプトを詳細表示に設定します。 |
-n , --line-numbers | 行番号を表示しないようにします。 |
-N , --LINE-NUMBERS | 行番号を表示します。、 |
-oファイル名 , --log-file=ファイル名 |
指定したファイルにコピーして表示します。 |
-Oファイル名 , --LOG-FILE=ファイル名 |
指定したファイルにコピーして表示します。すでに既存のファイルがあった場合は強制的に上書きをします。 |
-p文字列パターン , --pattern=文字列パターン |
指定した文字列パターンの存在する所から表示を始めます。 |
-Pprompt , --prompt=prompt | コマンドプロンプトの表示方法を切り替えます。 |
-q , --quiet , --silent | ベルを鳴らす頻度を変更します。デフォルトはエラーに対して全てベルがなるようになります。 |
-Q , --QUIET , --SILENT | ベルを鳴らさないようにします。 |
-r , --raw-control-chars | 制御文字を表示します。 |
-R , --RAW-CONTROL-CHARS | 制御文字を表示します。 |
-s , --squeeze-blank-lines | 空白行が続く場合、一行にまとめて表示します。 |
-S , --chop-long-lines | 画面幅に納まらない行は折り返しを行わずに表示します。 |
-tタグ名 , --tag=タグ名 | 指定したタグを含むファイルを編集します。 |
-Tファイル名 , --tag-file=ファイル名 |
タグファイル名を指定します。 |
-u , --underline-special | バックスペース文字と改行文字を印刷可能な文字として扱います。 |
-U , --UNDERLINE-SPECIAL | バックスペース・タブ・改行文字を制御文字として扱います。 |
-V , --version | バージョン情報を表示します。 |
-w , --hilite-unread | 新しい行をハイライト表示します。 |
-W , --HILITE-UNREAD | 2行前の行をハイライト表示します。 |
-XXX , --mark-wrong-char | 表示できない文字をマーク「〓」表示します。 |
-x文字数 , --tabs=文字数 | タブストップの文字数を設定します。 |
-X , --no-init | 初期化文字列と非初期化文字列を送らないようにします。 |
-y行数 , --max-forw-scroll=行数 |
表示を進める最大行数を設定します。 |
-[z]行数 , --window=行数 | スクロールするウインドウの行数を指定します。 |
-Z | SJISでの表示を優先にします。 |
-文字 , --quotes=文字 | ファイル名を引用する場合に使用する文字を設定します。 |
-~ , --tilde | ファイルの終了以降の表示を空白表示にします。 |
-# , --shift | 水平に移動する桁数を指定します。 |
-- | オプションの引数終了を宣言します。 |
+ |
環境設定ファイルの内容を表示します。
$ env | less [Enter] REMOTEHOST=192.168.1.201 HTTP_HOME=file:/usr/share/doc/Vine/ HOSTNAME=JIGS-SD02 SHELL=/bin/bash TERM=xterm HISTSIZE=1000 WNN6_FRONT_END=kinput2 USER=sampleuser02 LS_COLORS=no=00:fi=00:di=01;34:ln=01;36:pi=40;33:so=01;35:bd=40;33;01:cd=40;33;0 1:or=01;05;37;41:mi=01;05;37;41:ex=01;32:*.cmd=01;32:*.exe=01;32:*.com=01;32:*.b tm=01;32:*.bat=01;32:*.sh=01;32:*.csh=01;32:*.tar=01;31:*.tgz=01;31:*.arj=01;31: *.taz=01;31:*.lzh=01;31:*.zip=01;31:*.z=01;31:*.Z=01;31:*.gz=01;31:*.bz2=01;31:* .bz=01;31:*.tz=01;31:*.rpm=01;31:*.cpio=01;31:*.jpg=01;35:*.gif=01;35:*.bmp=01;3 5:*.xbm=01;35:*.xpm=01;35:*.png=01;35:*.tif=01;35: USERNAME= CANNA_SERVER=unix EMACS_IME=scim WNN7_FRONT_END=xwnmo MAIL=/var/spool/mail/sampleuser02 PATH=/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/X11R6/bin INPUTRC=/etc/inputrc PWD=/home/sampleuser02 JSERVER=localhost :