tee

標準入力を標準出力およびファイル出力します。出力先のファイルが存在した場合、デフォルトでは上書きされますので注意してください。(既存ファイルへの追記は、オプション「-a」を指定します。)


書式

tee [オプション ・・・] ファイル名 [ファイル名2 ・・・]
tee [--help] [--version]

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オプション

オプション名 説明
-a, --append 指定したファイルへ出力を追加します。
-i, --ignore-interrupts 割り込みを受け付けないようにします。(「CTRL + D」で終了)
--help 使用方法を表示します。
--version バージョン情報を出力します。

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実行例

標準入力の内容「こんにちは」を標準出力及びファイル(「SampleText01.txt」がないものとします。)に出力します。

  1. 「tee」コマンドを投入します。
  2. 標準入力で「こんにちは」を入力します。(「Enter」で標準出力及び、ファイル出力を行います。)
  3. 標準入力で「さようなら」を入力します。(「Enter」で標準出力及び、ファイル出力を行います。)
  4. 終了します。(「CTRL + C」)
  5. ファイル「SampleText01.txt」が新規作成されているのを確認します。
  6. ファイル「SampleText01.txt」の内容を表示します。

実行結果

$ tee SampleText01.txt [Enter]
こんにちは [Enter]
こんにちは
さようなら [Enter]
さようなら

$ ls [Enter]
SampleText01.txt
$ cat SampleText01.txt [Enter]
こんにちは
さようなら
        

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