指定したコマンドを実行している全てのプロセスを強制終了させます。
killall [オプション] [--] コマンド名1 [コマンド名2 ・・・] killall -l killall -V,--version
オプション名 | 説明 |
-e,--exact | コマンド名が指定のコマンド名に完全一致したプロセスに対してのみシグナルを送ります。※コマンド名が15文字より長い場合処理を行いません。 |
-g,--process-group | 指定のプロセスが所属するグループに対してシグナルを1つだけ送ります。 |
-i,--interactive | 処理を行う前にプロンプトを表示します。 |
-q,--quiet | シグナルを送信すべき対象が存在しなかった場合、このことを表示しません。 |
-v,--verbose | シグナル送信の結果を表示します。 |
-w,--wait | シグナル送信対象が全て終了するまで待機します。 |
-V,--version | バージョン情報を表示します。 |
-s,--signal signal | シグナル送信対象となるプロセスを表示します。※シグナル送信処理は行われる必要があります。 |
-- | オプションの記述の終了を宣言します。これ以降に-で始まる文字列があっても、オプションとして解釈されません。このオプションを使用することにより「-samplecommand01」等の「-」で始まるコマンドにシグナルを送信できます。 |
-l | 利用可能なシグナルを表示します。 |
動作中のプロセス(コマンド「vi」を実行しているプロセスが存在するものとします。)を強制的に停止させます。
$ ps a [Enter] PID TTY STAT TIME COMMAND 2214 tty1 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty1 2215 tty2 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty2 2216 tty3 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty3 2217 tty4 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty4 2218 tty5 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty5 2219 tty6 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty6 2323 tty7 Ss+ 0:00 /usr/X11R6/bin/X :0 -audit 0 -dpi 96 -auth /var/gdm/: 2781 pts/0 Ss 0:00 -bash 2808 pts/1 Ss 0:00 -bash 2833 pts/2 Ss 0:00 -bash 2857 pts/1 S+ 0:00 vi SampleText01.txt 2860 pts/2 S+ 0:00 vi SampleText02.txt 2862 pts/0 R+ 0:00 ps a $ killall -v vi [Enter] ←「vi」のプロセス全てを停止します。 Killed vi(2857) with signal 15 Killed vi(2860) with signal 15 $ ps a [Enter] PID TTY STAT TIME COMMAND 2214 tty1 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty1 2215 tty2 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty2 2216 tty3 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty3 2217 tty4 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty4 2218 tty5 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty5 2219 tty6 Ss+ 0:00 /sbin/mingetty tty6 2323 tty7 Ss+ 0:00 /usr/X11R6/bin/X :0 -audit 0 -dpi 96 -auth /var/gdm/: 2781 pts/0 Ss 0:00 -bash 2808 pts/1 Ss+ 0:00 -bash 2833 pts/2 Ss+ 0:00 -bash 2885 pts/0 R+ 0:00 ps a