kill

プロセスにシグナルを送ります。(プロセスを強制終了させます。)


書式

kill -signal pid [・・・]
kill プロセスID1 [プロセスID2 ・・・]
kill -シグナル プロセスID1 [プロセスID2 ・・・]
kill -s シグナル プロセスID1 [プロセスID2 ・・・]
kill -l
kill -L
kill -l シグナル
kill -V,--version

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オプション

オプション名 説明
-シグナル プロセスに送るシグナルの種類を指定します。
-s シグナル プロセスに送るシグナルの種類を指定します。
-l 送信可能なシグナルのリストを表示します。
-l シグナル 指定したシグナルの名前又は番号を表示します。名前を指定した場合は対応する番号が表示され、番号を指定した場合は対応する名前が表示されます。
-V,--version バージョン情報を表示します。

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実行例

動作中のプロセスを強制的に停止させます。

  1. 現在動作中のプロセスを確認します。
  2. プロセスIDを指定して強制的に停止させます。
  3. 指定したプロセスが動作していないことを確認します。

実行結果

$ ps a [Enter]
  PID TTY      STAT   TIME COMMAND
 2214 tty1     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty1
 2215 tty2     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty2
 2216 tty3     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty3
 2217 tty4     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty4
 2218 tty5     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty5
 2219 tty6     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty6
 2323 tty7     Ss+    0:00 /usr/X11R6/bin/X :0 -audit 0 -dpi 96 -auth /var/gdm/:
 2663 pts/0    Ss     0:00 -bash
 2688 pts/1    Ss     0:00 -bash
 2710 pts/1    S+     0:00 vi SampleText01.txt ←このプロセスを停止します。
 2711 pts/0    R+     0:00 ps a
$ kill 2710 [Enter]
$ ps a [Enter]
  PID TTY      STAT   TIME COMMAND
 2214 tty1     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty1
 2215 tty2     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty2
 2216 tty3     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty3
 2217 tty4     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty4
 2218 tty5     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty5
 2219 tty6     Ss+    0:00 /sbin/mingetty tty6
 2323 tty7     Ss+    0:00 /usr/X11R6/bin/X :0 -audit 0 -dpi 96 -auth /var/gdm/:
 2663 pts/0    Ss     0:00 -bash
 2688 pts/1    Ss+    0:00 -bash
 2723 pts/0    R+     0:00 ps a
        

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