二つのテキストファイルを行単位で比較します。「ファイル名2」を省略した場合、「ファイル名1」で指定されたファイルと標準入力から入力したデータを比較します。「ファイル名1・2」に「-」を指定した場合、標準入力から入力したデータをファイルの代わりに使用します。結果の出力は「ファイル名1」で指定されたファイルだけに存在する行はインデントなし、「ファイル名2」で指定されたファイルだけに存在する行をタブ1つ分のインデントで、共通の行をタブ2つ分のインデントでファイルの先頭から順に表示します。
comm [オプション] ファイル名1 [ファイル名2] comm [--help] [--version]
オプション名 | 説明 |
-1 | ファイル名1で指定されたファイルだけに存在する行の表示を行いません。 |
-2 | ファイル名2で指定されたファイルだけに存在する行の表示を行いません。 |
-3 | 共通に存在する行の表示を行いません。 |
--help | 使用方法を表示します。 |
--version | バージョン情報を表示します。 |
二つのファイル(「SampleText05.txt」・「SampleText06.txt」が存在するものとします。)を比較します。
$ cat SampleText05.txt [Enter] 比較用テキストです。 ------------------------------------------------- ↑ 「SampleText06.txt」と共通している行です。 (SampleText05)比較用テキストです。 「SampleText06.txt」と共通している行です。 ↓ ------------------------------------------------- EOF $ cat SampleText06.txt [Enter] 比較用テキストです。 ------------------------------------------------- ↑ 「SampleText05.txt」と共通している行です。 (SampleText06)比較用テキストです。 「sapletext05.txt」と共通している行です。 ↓ ------------------------------------------------- EOF $ comm SampleText05.txt SampleText06.txt [Enter] 比較用テキストです。 ------------------------------------------------- ↑ 「SampleText05.txt」と共通している行です。 (SampleText06)比較用テキストです。 「SampleText06.txt」と共通している行です。 (SampleText05)比較用テキストです。 「SampleText06.txt」と共通している行です。 「sapletext05.txt」と共通している行です。 ↓ ------------------------------------------------- EOF