bzip2形式でファイルの圧縮を行います。出力されるファイルにつけられる名前は入力されたファイルのファイル名末尾に「bz2」を追加したものになります。
bzip2 [オプション ・・・] ファイル名 [ファイル名2 ・・・]
オプション名 | 説明 |
-c,--stdout | 処理を行ったデータを標準出力に出力します。 |
-d,--decompress | ファイルの解凍処理を行います。 |
-f,--force | 処理を行った結果生成されるファイルと同名のファイルがあった場合上書きを行います。 |
-k,--keep | 処理後、入力ファイルの削除を行いません。 |
-q,--quiet | 処理中、I/Oエラーなど重要性の高い以外の警告メッセージの表示を行いません。 |
-s,--small | 処理の際のメモリ使用量を減少させます。処理速度は半分程度に落ちます。 |
-t,--test | 指定した圧縮ファイルの解凍可不可のチェックを行います。 |
-v,--verbose | 圧縮率など詳細な処理結果を表示します。複数個使用することでより詳細な結果が表示されます。 |
-z,--compress | ファイルの圧縮処理を行います。 |
-V,--version,-L,--license | バージョン、ライセンス情報の表示を行います。 |
-1~-9 | ブロックサイズの設定をそれぞれ100,・・・,900kByteに変更します。基本的にブロックサイズが大きくなれば圧縮率は改善されます。 |
ファイル(「SampleText01.txt」があるものとします。)をbzip2形式で圧縮します。
$ bzip2 SampleText01.txt [Enter] $ ls -l SampleText01.txt.bz2 [Enter] -rw-r--r-- 1 sampleuser01 sampleuser01 97 5月 8日 16:56 SampleText01.txt.bz2