Unicodeの規格により、日本語は「左から右に表示」、アラビア語は「右から左に表示」など、言語ごとに表示する方向が定められています。unicode-bidiプロパティは、定められた言語の表示方向をdirectionプロパティで指定したものに変更することができます。
IE5 / IE5.5 / IE6 / N6 / N7 / O7 / O9 / Fx1 / Fx2
要素[.class名][#id名]{ unicode-bidi : 値; }
値 | 初期値 | 意味 |
normal | ○ | 指定しない場合と同様になります。 |
embed |
directionプロパティで指定した内容が、既存の表示方向の設定に組み込まれる形となります。 日本語で検証した結果、文章の表示順が変更されるようです。 |
|
bidi-override |
directionプロパティで指定した内容が、既存の表示方向の設定に置き換わる形となります。 日本語で検証した結果、文章の表示順、及び、文字の並び順も変更されるようです。 |
|
inherit | 親要素の値を継承します。 |
<html> <head> <title>サンプルコード</title> <style type="text/css"> #sample1 { direction : rtl; unicode-bidi : normal; } #sample2 { direction : rtl; unicode-bidi : embed; } #sample3 { direction : rtl; unicode-bidi : bidi-override; } #sample p { margin : 0; padding : 5px; width : 400px; background-color : #DCDCDC; } </style> </head> <body> <div id="sample"> 【unicode-bidi : normal】<br> <p> <span id="sample1">あいうえお。</span> <span id="sample1">かきくけこ。</span> <span id="sample1">さしすせそ。</span> </p> <br> 【unicode-bidi : embed】<br> <p> <span id="sample2">あいうえお。</span> <span id="sample2">かきくけこ。</span> <span id="sample2">さしすせそ。</span> </p> <br> 【unicode-bidi : bidi-override】<br> <p> <span id="sample3">あいうえお。</span> <span id="sample3">かきくけこ。</span> <span id="sample3">さしすせそ。</span> </p> </div> </body> </html>
あいうえお。 かきくけこ。 さしすせそ。
あいうえお。 かきくけこ。 さしすせそ。
あいうえお。 かきくけこ。 さしすせそ。