相互作用概要図(Interraction Overview Diagram)

相互作用概要図は、機能ごとに記述された相互作用図(ユースケース図シーケンス図など)が、より広域のシステム構成から見たとき、それぞれがどのように連携しているのかを表現する図です。

具体的には、相互作用図をアクティビティ図の構成要素として使用します。つまり、相互作用概要図はアクティビィ図の変形型であるといえます。

相互作用概要図 イメージ

記述例

下の図は、書籍管理システムを表したものです。

相互作用概要図 記述例

【要件定義】

  1. ユーザは書籍管理システム画面にて処理選択をする。
  2. 書籍管理システムには、「本の返却処理」と「本の貸し出し処理」が存在する。

「書籍管理システムの処理を選択する」、「本を返却する」、「本を借りる」の各処理内容は、他の相互作用図で記述されています。

このように相互作用概要図では、全体的な処理の流れをアクティビティ図の要素で表現して、具体的な処理内容は他の相互作用図で記述します。

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